食育Q&A

「うんちが硬いです。」「良いうんちってどんなうんち?」etc.

小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。


そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

うんちが硬いです。小学校 児童より

うんちが硬くてコロコロしていますが、問題ないですか?

うんちが硬くなる原因の一つに「水分不足」があります。
夏場だと汗をかきやすいので体の中の水分は少なくなりやすい状況になります。
こまめに水分補給をするだけでなく、汁物をとる、果物や野菜などの水分を多く含む食材を意識するなど食事からも水分をとることを意識しましょう!

もし、痛みを伴うくらい硬いうんちが続くようであれば、かかりつけのお医者さんに相談すると安心です。

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良いうんちってどんなうんち?小学校 児童より

良いうんちってどんなうんちですか?

毎日うんちの状態を観察していると、日によって色や形の違いに気づくこともあると思います。

・かたち・・・バナナのような細長い形
・色・・・黄色と茶色の間くらいの色(黄褐色、黄土色)
・かたさ・・・粘土のようにすこし柔らかい(流すと形が崩れるもしくは崩れそうなくらい)

この3つをチェックしてみましょう!

便秘予防の生サラダを食べてくれません。小学校 保護者より

便秘予防に生サラダを作るのですが、子供が食べてくれません。

生野菜は野菜自体の青臭さも感じやすいので苦手なお子さんも多い料理の一つです。
食物繊維をとることを目的としているのであれば、「生」野菜でなくてもOKです!

ごぼうは煮物や唐揚げに、人参はポタージュにするほか、リンゴと一緒にスムージーにすると甘みが強く感じられ食べやすくなります。れんこんはてんぷらにするとシャキシャキとした食感を楽しめます。

そのほかにもさつまいもや納豆、海藻類など食物繊維を含む食材はたくさんありますので食べられるものを上手に活用するとよいでしょう。

もちろん、生野菜も食卓に出しておいてOK!嫌いなものでも食卓に出し続けることは克服するチャンスを与え続けていることになります!

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便秘気味の子供にはどのようなものを食べさせれば良い?小学生 保護者より

便秘気味の子供にはどのようなものを食べさせれば良いですか?

便秘の原因にもよりますが、水分や食物繊維は適度に必要となります。
水分が不足するとかたいうんちになり、排便の際に痛みを伴うこともあります。

食物繊維は野菜や果物、きのこ類、海藻類、いも類などに多く含まれ、腸内細菌のエサとなるほか、腸を刺激することで排便を促す働きがあります。

食事の量が少ない方は便の量も少なくなりますので、食べる量も注目しておきましょう。

うんちって何からできているのですか?小学生 児童より

うんちって何からできているのですか?

うんちは水分や食べかす、おなか(腸)の中にいる菌などが混ざってできています。
そのため、水分、食べたものや量、菌の種類や状態などによってうんちの量や硬さ、色、においなどが変わってきます。

うんちは体の中の健康状態をお知らせしてくれる「お便り」なのです!

食育Q&A担当者プロフィール

管理栄養士 磯村 優貴恵(いそむら ゆきえ)

管理栄養士としてダイエット専門のサロンにて食事指導を行う。その際に具体的なメニュー提案や調理方法の伝承の必要性を感じ、3年間の料理経験を積む。その後特定保健指導を経て独立。「栄養士をもっと身近に!」をモットーとして、子供から大人まで一緒に食べられるおいしいレシピの提供や食事の大切さを紙面やWEBにて発信中。

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