小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。


そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

魚が苦手な子どもに魚を食べてもらうには?小学生 保護者より

魚が苦手な子どもに魚を食べてもらうにはどうすれば良いですか?

魚が苦手なお子さんは多いようで、ある学校で“食べ残しの多いメニュー”のランキングを見せていただいた時にも魚料理が多く出ていたことを覚えています。苦手な理由は人それぞれだと思いますが、魚特有の匂いや、骨が多くて食べにくいこと、中には「魚の見た目が苦手(目が怖い、内臓が気持ち悪いなど)」という人もいるのではないでしょうか。

一口に魚といっても、イワシやサンマのような「青魚」、タイやタラのような「白身魚」など、様々な種類があります。また、アジなどのようにまるごとの姿で売られているものもあれば、サケやメカジキのように切り身の状態で売られているものもあります。お店に並んでいるたくさんの魚の中から、おいしく食べられる魚を探してみませんか!?

●魚の匂いが苦手!そんな時は…

あっさりとした味わいの白身魚なら匂いも気になりにくいと思います。また、青魚も竜田揚げなどにすると独特な匂いが気になりにくくなります。衣にカレー粉を混ぜて揚げれば、お子さんも大好物のメニューになるかも!?

●骨が多くて面倒!そんな時は…

切り身の魚やおろしてある魚なら骨が除いてあるので安心して食べられますね!また、骨までやわらかく調理されている魚の缶詰もおすすめです。カルシウムなど骨に多く含まれる栄養成分まで、まるごとおいしくいただけます!

●見た目がイヤ!そんな時は…

苦手な理由が“見た目”の場合にも、切り身の魚は良さそうですね。他にも、魚のすり身で作られているはんぺんやさつまあげ、魚肉ソーセージなどを活用してみるのも良いかもしれません。


はんぺんのしそチーズ巻き

このように、まずは選び方や調理の工夫で“食べられる魚”を食べるようにしてみてはいかがでしょうか。また、図鑑などでいろいろな魚について調べてみたり、機会があれば釣りにチャレンジしてみたりするのも良いですね!魚自体に興味を持つことから始めて徐々に魚のおいしさに気づき、最終的に苦手が克服できたら素敵だなと思います!

肉を食べていれば、魚は食べなくても大丈夫?小学校 保護者より

肉を食べていれば、魚は食べなくても大丈夫ですか?

何をどのくらい食べたら“バランスのよい食事”になるのかをイラストで示した食事バランスガイド。上から3段目に描かれているのは主菜―肉、魚、卵、大豆・大豆製品のおかずです。これらは、主にからだを作るもとになるたんぱく質の摂取源になる料理のグループです。例えば小学校高学年くらいのお子さんでしたら、1日にこのグループの料理を3~5つ分食べるのが目安になります。

この“量の目安”が合っていれば、それが“肉だけ”でも良いのでしょうか?

たんぱく質の摂取源として考えた場合には、答えは「〇」と言えるかもしれません。でも、肉や魚は“主に”たんぱく質を多く含むのであって、他にもいろいろな栄養素を含んでいます。特に、魚にはカルシウムやビタミンDなど、丈夫な骨を作るのを助ける栄養素の他、頭や体に良い働きがあると言われている油が豊富に含まれています。

ざっくりと食事のバランスを考える時には、まずは「該当のグループに含まれる食材を、適切な量で食べられているか?」をチェックしていただきたいと思いますが、その中でいろいろな種類の食材を食べるようにすると、いろいろな栄養成分をからだに取り入れることができます。肉だけでなく、魚も、卵も、大豆製品も食べるようにできると良いですね。食事の内容を振り返って「最近肉が多いかな」というような時には、意識して魚を食べるようにするなどして調整してみてはいかがでしょうか。

これは、主菜に限らず他の料理のグループについても言えることです。いろいろな種類の食べ物を食べれば“栄養パワー”もアップ!

お子さんと一緒に、使っている食材の数を数えてみるのも楽しいかもしれませんね。

食育Q&A担当者プロフィール

伊藤 真理子(いとう まりこ)

1999年、東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻卒業。フリーの管理栄養士として、セミナーの企画・運営、執筆、特定保健指導など幅広く活動中。

食育セミナー実施中!

ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。

講座のお問い合わせ、お申し込み受付はこちらの「ダノン健康栄養財団」ホームページよりご確認ください。

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