食育Q&A

食欲がない時、どうすれば食べられますか?夏の夜に快眠する方法はありますか?

小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。

そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

食欲がない時、どうすれば食べられますか?保護者より

食欲がない時、どうすれば食べられますか?

夏まっさかりですね。日本の夏の「気温も湿度も高い」という特徴は、「体がだるい」「食欲がない」など、夏バテの症状を引き起こしやすいと言われており、そうなる前にしっかり予防することが大切です。食事については、“バランスの良い(=主食+主菜+副菜)食事”を特に意識したいものです。
暑い日には冷たくてのどごしの良いそうめんがおいしいですが、そうめんだけでは、食事が「主食」に偏ってしまいます。そこで一工夫!そうめんにツナ、トマトなどをトッピングすれば、おいしく栄養バランスを改善することができます。食事だけでなく、こまめな水分補給や、十分な睡眠も忘れないようにしましょう。
それでもやっぱり食欲がわかない・・・そんな時にオススメの食材があります。

レモンや梅干しなど酸味のある食材はサッパリと食べられるので、食欲のない夏には特にオススメです。市販の調味酢(すし酢、酢の物・ピクルス用の酢など)を料理に活用するのも良いですね!

爽やかな風味のあるしそもオススメです。しそは、100g中に含まれるβ-カロテンの量が11,000μgと、野菜の中でもトップクラス(しそを1度に100gも食べることはないと思いますが・・・)。薬味としてだけではなく、サラダや肉類の炒め物などにも積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

また、食べる量が減ってしまうと、体に必要な栄養素を十分にとることができなくなるのも心配です。ヨーグルトにはタンパク質やカルシウムなどが豊富に含まれており、適度な酸味もあって食べやすいので、夏の栄養補給にも最適です!
その他にも、長いも(とろろ)、おくら、めかぶなども、ツルツルとしたのどごしで、夏の食事を食べやすくしてくれます。

ちなみに・・・我が家の夏の人気メニューは、酢飯に①ほぐした焼き鮭 ②刻んだ梅干し ③塩もみして水気を絞ったキュウリ ④白ごま を混ぜて、千切りのしそをトッピングしたちらし寿司です。さっぱりしていて、食が進みますよ!

☆『時短レシピ』では、さっと作れて美味しい、管理栄養士さんおすすめのレシピをたくさんご紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さいね♪
・さっぱりレシピは、こちら

夏の夜に快眠する方法はありますか?保護者より

夏の夜に快眠する方法はありますか?

夏の夜・・・暑くて、ジメジメしていて、寝苦しいですよね。私も毎日のように、冷却シートをおでこに貼って寝ています・・・。
この時期は寝ている間にかく汗の量も多くなりますが、睡眠中は昼間と違ってこまめに水分を補給することができません。夜間に熱中症にならないためにも、寝る前にコップ1杯の水を飲む、エアコンや扇風機を適切に利用するなど、しっかりと対策をしたいものです。
では、暑い夏でもよく眠れるように食事や生活習慣の面で注意することには、どんなことがあるでしょうか?

食事のとり方や生活習慣、眠りやすい環境を見直し、暑い夏もぐっすり眠って毎日元気に過ごしましょう!

食育授業report江戸川区立西一之江小学校

平成28年9月10日、江戸川区立西一之江小学校の体育館で、保護者の皆様に「早寝・早起き・朝ごはん」の大切さについてお話ししてきました。暑い日にもかかわらず多くの方にお集まりいただきました。お子さんの望ましい生活習慣形成をサポートされる立場である保護者の皆様にとって、その日お話ししたことが少しでも役立てば嬉しいです。

食育授業report南足柄市立北足柄小学校

平成28年9月16日、南足柄市立北足柄小学校に行ってきました。児童の皆さん(1~6年生)に「早寝・早起き・朝ごはん」のお話しをした後で、保護者の方向けに、「子どもたちの今後のために大人ができること」というテーマでお話しをしました。子どもたちの明るい未来のために、私たちができることを日々積み重ねていきたいものですね。

食育授業report富岡市立南中学校

平成28年10月4日、富岡市立南中学校で、全校生徒の皆さんに生活リズムの重要性についてお話ししてきました。その日は10月だというのに真夏のような暑さ。会場の体育館も熱気でムンムンしていましたが、生徒の皆さんはそのような中、素晴らしい集中力を発揮して、話に耳を傾けていましたね!「早寝・早起き・朝ごはん」で、これからも充実した学校生活を送ってくださいね。

食育Q&A担当者プロフィール

伊藤 真理子(いとう まりこ)

1999年、東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻卒業。フリーの管理栄養士として、セミナーの企画・運営、執筆、特定保健指導など幅広く活動中。

食育セミナー実施中!

ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。

講座のお問い合わせ、お申し込み受付はこちらの「ダノン健康栄養財団」ホームページよりご確認ください。

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