食育Q&A

「朝食をしっかり食べたほうが大きくなれる?」「成長のためには何時までに寝ればいい?」etc.

朝食・例

小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。


そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

朝食をしっかり食べたほうが大きくなれる?中学生 生徒より

朝食をしっかり食べたほうが、体も大きくなりますか?

成長期の皆さんには、生きていくためのエネルギーに加えて、成長するためのエネルギーも必要です。
エネルギーは身長が伸びたり内臓が元気に動いたりと、体重が増えること以外にもたくさん使われているんです!

朝食を食べると・・・

  • ・体内時計をリセットする
  • ・胃腸が動いて朝うんちが出やすくなる
  • ・体温が上がりやすくなる
  • ・頭と体のエネルギー補給になる

などたくさんの良いことがあります。

特に、“ごはんだけ”“パンだけ”のような食べ方ではなく、具だくさんのお味噌汁やスープ、ヨーグルトや果物といった食べ物を組み合わせて食べることで身長や体重を含めた「成長」を助けてくれる重要な働きがパワーアップしますので、朝食もしっかりと食べられると良いですね♪

朝食・例

成長のためには何時までに寝ればいい?中学校 生徒より

何時までに寝るのが自分の成長にとって一番良いのか知りたいです。

実は日本人の睡眠時間は世界の人たちと比べると短いということがわかっています!

小学生であれば9~12時間、中学生や高校生であれば8~10時間の睡眠時間を確保することが望ましいとされています。

朝起きる時間から逆算すると何時に眠るのが理想なのかがわかりますね♪

早く寝ることも大切ですが、さらに「ぐっすり眠る」ということも皆さんの成長には大切なことですので、睡眠環境を見直すこともオススメです。

何時間寝ればいい?

早寝をするには?小学校 児童より

早寝をするにはどうしたらいいですか?

早寝ができない(寝ることを先延ばしにしたり、夜更かししたりしてしまう)原因を考えてみましょう!

  • ・テレビをついつい見続けてしまう
  • ・スマートフォンやタブレットで動画を見続けてしまう
  • ・「あと1回!」と言いながらゲームを続けてしまう

このようなことに心当たりはありませんか?

まずは寝る時間をおうちの人と一緒に決めて、その時間を守ることから始めましょう。

そのためには「テレビやゲームは●時まで」「タブレットはベッドに持ち込まない!」などといったルールを決めることもオススメです。

早寝をするには?

食育Q&A担当者プロフィール

管理栄養士 磯村 優貴恵(いそむら ゆきえ)

管理栄養士としてダイエット専門のサロンにて食事指導を行う。その際に具体的なメニュー提案や調理方法の伝承の必要性を感じ、3年間の料理経験を積む。その後特定保健指導を経て独立。「栄養士をもっと身近に!」をモットーとして、子供から大人まで一緒に食べられるおいしいレシピの提供や食事の大切さを紙面やWEBにて発信中。

食育セミナー実施中!

ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。

講座のお問い合わせ、お申し込み受付はこちらの「ダノン健康栄養財団」ホームページよりご確認ください。

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