小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。


そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

アレルギーの子におすすめのレシピやアドバイスを教えて下さい!小学校 教員より

乳や小麦アレルギーの子供が増えています。何かアレルギーの子にもおすすめできるレシピや、栄養のとり方、アドバイスがあれば教えて下さい!

アレルギーや好き嫌いによって食べられるものに制限があると、栄養面で不安に感じることがあると思います。
まずは、食べられないものにどのような栄養が含まれているかを知ることから始めましょう。

例えば乳製品がNGであれば、カルシウムやたんぱく質を補うことが必要となります。
カルシウムは小魚や小松菜などの野菜からも補うことができますし、たんぱく質は肉、魚、豆類から補うことが可能です。
代替レシピを考える時にはNGである食べ物の状態によって変わります。
牛乳であれば豆乳、小麦粉であれば米粉といった状態が似たものであれば代わりになりやすい傾向にあります。

成長期の子供たちに主食の大切さを教えたい小学校 教員より

大人も子供も主食を減らしがちで、給食でも残る事が多いです。特に成長期の子供たちに主食の大切さを伝える必要があると感じています。アドバイスお願いします!

成長期は、しっかりと質のよいエネルギーを補給してほしい時期です。
中でも主食に含まれる糖質は脳のエネルギーにもなるので、極端に減らす事は望ましくないと思います。
低学年であれば高学年、高学年であれば中学生や高校生など少し年上の人たちを見て、成長する(背が伸びたり、体つきがしっかりする)という事を想像させ、そうなるためには「食べる事」が大切であると伝えましょう。

また、給食では「ごはん」と「おかず」がそろっていると思いますが、ごはんが進むおかずである事、ごはんとおかずを一緒に食べる日本ならではの「口中調味」について伝える事も食欲アップの方法の一つだと考えます。

好ききらいのなやみ小学生 児童より

私は好ききらいが多いのですが、そんな私でもおいしく食べるにはどうしたら良いですか?

まずは好ききらいがあるという事を認識していることが良い点だと思います。

では、なぜ「きらい」なのでしょう?味?食感?
そしてなぜ「すき」なのでしょう?

例えば生のピーマンは青くさいから嫌いでも、お肉と一緒に焼いてケチャップがかかっていると、青くささが少なく甘みも感じられてすき、ということはありませんか?
まずは「きらい」の原因をみつけて「すき」なものと組み合わせてみてはいかがでしょう♪

無理せず少しずつ「すき」に近づく事ができると良いですね♪

冬の乾燥におすすめのメニュー小学校 教員より

冬の乾燥がひどくなる時期におすすめのメニューや食べ物はありますか?

乾燥予防のために、外からのケアとしては保湿クリームを使用するなどのわかりやすい方法がありますが、内側からのケアとしてはやはり「食べ物」です。
まずは水分補給もかねて汁物が1品あると良いでしょう。
みそ汁、野菜スープ、ポトフなど具沢山にすることで1皿でも水分だけでなく、栄養をしっかり摂ることができます。

次に粘膜の潤いを保つ働きがあるビタミンAをとれると良いでしょう。
ビタミンAはレバーやうなぎ、卵などに含まれていますが、なかなか毎日とるのは難しい場合は、βカロテンをとれる食材を選びましょう。
βカロテンは、体内に入ると必要な分だけビタミンAに変換されます。
さらにβカロテンは抗酸化作用もありますので、疲れやストレスに負けない体づくりにもおすすめです。
βカロテンは緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃなど)に多く含まれています。

朝は食欲がありません。小学生 児童より

朝は食欲がなくて、朝ごはんが食べられません。

朝ごはんが食べられない理由を考えてみましょう!
朝起きた時、胃の中になんだか食べ物が残っている感じがしてもやもやするのであれば前の日のごはんが原因かもしれません。

・寝る前(もしくは夜遅く)に食べた
・夜ご飯が脂っこいものが多かった
・あまり噛まずに早食いした

このようなことが当てはまったら、体の隅々まで栄養を届けるために食べ物を細かくしてくれる胃や腸が上手に動けていないのかもしれません。

・夜ご飯は寝る2~3時間前には終わらせる
・脂っこいものをたべすぎない
・ゆっくりよく噛んで食べる

ことを心がけましょう。

また、朝ごはんに好きな食べ物を一つ用意しておくと、朝起きるのが楽しみになり、朝ごはんを食べたいな!という気持ちにもつながります。

食育Q&A担当者プロフィール

管理栄養士 磯村 優貴恵(いそむら ゆきえ)

管理栄養士としてダイエット専門のサロンにて食事指導を行う。その際に具体的なメニュー提案や調理方法の伝承の必要性を感じ、3年間の料理経験を積む。その後特定保健指導を経て独立。「栄養士をもっと身近に!」をモットーとして、子供から大人まで一緒に食べられるおいしいレシピの提供や食事の大切さを紙面やWEBにて発信中。

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ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。

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