食育Q&A
「あさうんちを出すには、どうすればいいんですか?」etc.
小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。
そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。
あさうんちを出すには?相模原市立藤野南小学校 児童より
あさうんちを出すには、どうすればいいんですか?
まず、うんちを出すためには①うんちの材料となるもの、と②うんちを出すための時間、の2つを確保しましょう。うんちの材料を確保するためにはしっかりとごはんを食べましょう。朝ごはんを食べると体の中が刺激されてうんちの出やすい状態になります。さらに質の良いうんちを作るためには野菜や果物、海藻に多く含まれる食物繊維や腸の中でよい働きをする菌を多く含む納豆やヨーグルトなどの発酵食品を取り入れましょう!うんちを出す時間(朝トイレに行く時間)は早起きすることで確保することが出来ますよ。
朝ごはんのメニューに変化は必要?小学校 保護者より
朝食は特になのですが、毎日同じメニューのローテーションになりがちです。メニューは色々工夫して変化がやはり必要でしょうか。食材のバランスはバッチリなのですが…
食材のバランスがバッチリ!というのは素晴らしいですね!
慌ただしい朝はメニューが一緒になってしまってもOKです。
ただ、食材には「旬」がありますので季節によってその時もっとも栄養を蓄えている旬のものを選びましょう。
例えば、同じいも類でも季節によってじゃがいも、さつまいも、里いもなど使い分けると変化が出ます。
また、バリエーションを変えるのであれば同じ「豆腐」でも絹、木綿、厚揚げ、高野豆腐が、「味噌」も赤みそ、白みそ、麦みそ、合わせみそ・・・など様々な種類がありますので少し変えるだけでも印象は変わります♪
食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」“時短レシピ”をご参照ください
どうやったら早くおきれますか?小学校 児童より
どうやったら早くおきれますか?
早く起きること、そしてスッキリと起きることが出来たら気持ちが良いですよね。早起きをするためには、前日の夜の過ごし方も重要です!夜遅くまでゲームをしてると、目から入った刺激で脳が刺激されますし、寝る前におなかいっぱい食べると胃腸がいつまでもお休みモードに入れないために寝つきが悪くなってしまいます。夜ご飯を食べたらリラックスする時間を作り、早めに布団に入りましょう。そうするとぐっすりと深い睡眠をとることができ、早起きをしやすくなりますよ。また、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう!光の刺激でスッキリと目覚めることが出来ます♪
魚嫌いな子供がおいしく食べられる方法とは?小学校 保護者より
魚嫌いな子供においしく食べてもらう方法が知りたいです。
魚を嫌う理由としては大きく2つあります。一つは骨があって食べるのが面倒くさいから。もう一つは魚独特の生臭さが苦手・・・ということです。
魚を使ったお料理も様々ですが、メカジキやカツオなどの身が厚く小骨がほとんどない魚は竜田揚げのように下味をつけて揚げると、お肉のから揚げのように食べやすくなります。また、味噌や醤油をベースとした煮魚にすると、魚の臭みが取れやすく、ごはんに合うおかずにもなりますよ。
牛乳は必ず必要?保護者より
牛乳は必ず必要ですか?子供があまり好きでなく、豆乳はお料理によく使うのですが、バランスが悪くなっているのかと心配です。(骨のためにも)
成長期のお子さまにとって、やはりカルシウムはしっかりと摂りたい栄養素の一つです。無調整豆乳にはたんぱく質など栄養素が多く含まれますが、カルシウムは100gあたり15㎎となり、牛乳1/6程度しか含まれません。
※栄養価は以下のデータを参照:日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017年
牛乳以外でカルシウム補給をする場合は同じ乳製品でチーズやヨーグルトなどを利用してはいかがでしょうか。
また、しらすや煮干し、干しえびなどもカルシウムが豊富な食材ですし、小松菜や海藻類にもカルシウムは含まれています。
食育授業report中野区立鷺ノ宮小学校
2017年10月18日、中野区立鷺ノ宮小学校にて保護者の方と先生方、学校医の先生方に「早ね・早起き・朝ごはん」についてお話ししてきました。ほんの少しの工夫でシンプルな朝ごはんでも栄養素を増やすことをお伝えしたのですが、「朝ご飯にひと手間かける意欲がわきました!」との感想をいただきとても嬉しく思います!ぜひ、早寝・早起き・朝ごはんには意味があり、すべてつながっていることを児童の皆さんにもお伝えくださいね!
食育授業reportキッズフェスタ
2017年10月28日、キッズフェスタにてご来場くださったおよそ80名の親子の皆さんに「早ね・早起き・朝ごはん」についてお話ししてきました。○×クイズのコーナーでは、親子で「なぜそうなるのだろう?」と一緒に考えてくださっている姿がとても印象的でした!クッキングではカップケーキのデコレーションがカラフルで可愛らしく、楽しんでいただけたようです。これからも楽しく美味しく食に興味を持っていただけたら嬉しいです。
食育授業report和光市立第五小学校
2017年11月1日和光市立第五小学校にて保護者の方、先生方に「早ね・早起き・朝ごはん」についてお話ししてきました。事前に先生よりお預かりをしていた実際のデータを用いて、現代ならではの問題でもあるスクリーンタイムについても取り上げました。参加してくださった方皆さま、メモを取りながら真剣に聞いてくださっていたのが印象的でした。 また、授業の中ご紹介した簡単にできる朝食のひと工夫に対して、「早速やってみようと思います。」との感想をいただきとても嬉しいです!
食育Q&A担当者プロフィール
管理栄養士 磯村 優貴恵(いそむら ゆきえ)
管理栄養士としてダイエット専門のサロンにて食事指導を行う。その際に具体的なメニュー提案や調理方法の伝承の必要性を感じ、3年間の料理経験を積む。その後特定保健指導を経て独立。「栄養士をもっと身近に!」をモットーとして、子供から大人まで一緒に食べられるおいしいレシピの提供や食事の大切さを紙面やWEBにて発信中。
食育セミナー実施中!
ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。
講座のお問い合わせ、お申し込み受付はこちらの「ダノン健康栄養財団」ホームページよりご確認ください。