食育Q&A

「たべもので一番体に良いものは?」etc.

小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。

そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

たべもので一番体に良いものは?小学生 児童より

たべもので何が一ばん体によいんですか?

「食べ物」といってもたくさんあるので迷ってしまいますよね。しかし残念ながらこれが一番!と決めることはとても難しいです。なぜならば食べ物によってとることのできる栄養が違うからです。だからこそ、「バランス」が大切になります。
ごはんやパンなどに含まれる糖質はエネルギー源に、お肉やお魚などのたんぱく質は血や肉を作る働き、お野菜や果物などのビタミンミネラル食物繊維は体調を整えますのでそれらを組み合わせて摂れると良いですね!

“バランスよく食べよう”以下のリンクページをご参考にどうぞ
http://gohagen.jp/balance/

朝食のバリエーションが知りたい!小学生 保護者より

朝食のバリエーションを教えてください!

慌ただしく時間に余裕がない朝こそ「基本の献立」を持っていると良いと思います。和食であればごはんと味噌汁。お豆や雑穀米を入れて炊いたり、しらすや梅干しを加えるだけでも変化はつきます。
お味噌汁にはぜひ旬の食材を使いましょう。春夏秋冬それぞれ旬のお野菜は変わりますので、雰囲気も変わりますよ。
また、洋食ではトーストやサンドイッチ、パンの種類(食パン、ロールパン、バゲットなど)を変えるだけでもバリエーションは増えると思います!さらに調理をしなくても良いヨーグルトや季節のフルーツを添えると味、見た目のバリエーションも増え、栄養バランスも整いやすくなります。

詳しくは食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」“時短レシピ”をご参照ください!


http://gohagen.jp/recipe/

パンやごはんはあまり食べないほうが良い?小学生 保護者より

パンやごはんはたくさん食べない方が良いという話を聞きますがどうですか?

最近では「低糖質ダイエット」という言葉も多く耳にするようになりました。しかし、これは血糖値のコントロールが上手にできない方への対策として開発されたものです。成長期の子供たちにとってごはんやパンはとても大切なエネルギー源ですし、必要不可欠です。食事ではしっかりとごはんを食べましょう。
また、たんぱく質やビタミン・ミネラルなどを含むおかずも組み合わせてバランスよく食べられると良いですね!

筋肉がつくられる食事とは?小学生 保護者より

サッカーをしている子どもがいるのですが、より良い筋肉が作られる食事とは?

食事で丈夫なカラダ作りを応援するのは素晴らしいことですね!筋肉の材料となるのはたんぱく質を多く含む肉、魚、豆類、卵などがあります。しかし、大切なのはスポーツをする前に「成長期である」ということです。成長期ではまず第一に成長に必要な栄養をとることが最優先です。筋肉の材料になるたんぱく質だけではなく、エネルギー源となる炭水化物、身体の調子を整える野菜や果物、丈夫な骨作りに欠かせないカルシウムもバランスよく摂りましょうね。

食育情報サイト「ごはんだもん!げんきだもん!」“スポーツ栄養学”もぜひご参照ください!


http://gohagen.jp/nutrition/

寝だめってできる?小学生 保護者より

なかなか早寝ができません。「寝だめ」ってできるんでしょうか。

残念ながら、「寝だめ」をすることはできません。週末になると起きる時間が2~3時間遅くなってしまう・・・という場合は普段の睡眠時間が足りていない証拠です。週末の朝はずっと寝ている、となると体内時計のリズムが夜型化しやすくなり、翌週(学校が始まる月曜日)の午前中がとてもつらく、体調不良の原因にもなります。
眠りを誘うホルモン、メラトニンは朝起きて15時間経つと出てきますので、早寝のコツとして、早起きをすることでメラトニンを夜の早いうちに出られる環境づくりをすることも大切です。

食育授業report相模原市立藤野南小

平成28年9月6日、相模原市立藤野南小の児童の皆さん、保護者の方・先生方に、「早ね・早起き・朝ごはん」についてお話ししてきました。授業の前に皆さんと同じ給食をいただきましたが、ボリュームもしっかりあり、お野菜もたっぷり摂ることができとても美味しく頂戴しました。児童の皆さんの授業では食べ物の働きを黄・赤・緑に分けてクイズを交えてお話をさせていただきましたが、とても元気に参加してくれました。

食育授業report宇都宮市立中央小学校

平成28年9月13日、宇都宮市立中央小学校にて保護者の方と先生方に「早ね・早起き・朝ごはん」についてお話ししてきました。授業では早寝早起き朝ごはんの習慣について宇都宮市立中央小学校の実際のデータを交えながらお話させていただきましたが、当たり前になりがちな「早ね・早起き・朝ごはん」について、「なぜ?」という部分に少しでも役立てていただけたらと思います!

食育授業report土浦市立上大津東小学校

平成28年10月3日、土浦市立上大津東小学校の高学年の皆さんに「早ね・早起き・朝ごはん」についてお話ししてきました。ぐっすり眠るためには寝る前の過ごし方も大切なポイントになることをクイズを交えてお伝えしましたが、みんな元気に参加してくれました!「早ね・早起き・朝ごはん」を通して今後の健やかな成長をお祈りしております。

食育Q&A担当者プロフィール

管理栄養士 磯村 優貴恵(いそむら ゆきえ)

管理栄養士としてダイエット専門のサロンにて食事指導を行う。その際に具体的なメニュー提案や調理方法の伝承の必要性を感じ、3年間の料理経験を積む。その後特定保健指導を経て独立。「栄養士をもっと身近に!」をモットーとして、子供から大人まで一緒に食べられるおいしいレシピの提供や食事の大切さを紙面やWEBにて発信中。

食育セミナー実施中!

ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。

講座のお問い合わせ、お申し込み受付はこちらの「ダノン健康栄養財団」ホームページよりご確認ください。

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