小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。


そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

朝ごはんを食べると太る?小学生 児童より

朝ごはんを食べると太るのですか?

小中学校で食育講座を実施した際のアンケートでも、朝ごはんを毎日食べる習慣がない子が、その理由として「太るから」を挙げているのをしばしば目にします。
たしかに、体が必要とするより多くのエネルギー(カロリー)をとれば、太ってしまいます。しかし、朝ごはんを食べることが太ることにつながるわけではありません。朝ごはんには、1日の食事の中でも特に大事な理由があります。通常の成長の範囲を超えて体重が増えてきた場合には、エネルギーを制限する必要が出てきますが、そのために「朝ごはんを抜こう」と考えるのはNGです!

子どもには、体が大きく成長するために、たくさんのエネルギーや栄養素が必要です。朝ごはんを抜いてしまうと、1日の食事回数が減ってしまい、その中で必要な栄養素をまんべんなくとることが、とてもむずかしくなってしまいます。太らないようにするためには、食事の回数を減らすのではなく、食べているもの(食事のバランスやおやつの内容など)を見直すことや、積極的に体を動かすようにすることを第一に考えてほしいなと思います。

寝起きにボーっとするのはなぜ?小学生 児童より

朝起きた時に頭がボーっとするのはなぜですか?

起きた後に頭がぼんやりする理由の1つとして考えられるのが、朝の頭(脳)がエネルギー不足であることです。
脳は私たちの体全体の司令塔になる、とても大切なものです。考えたり、体を動かすための指令を出したり、生きるために体の色々な働きを調節したりしています。たくさんの大切な働きをするために、脳はたくさんのエネルギーを使っています。その脳がエネルギーとして使うことができるのが「ブドウ糖」という成分です。ブドウ糖が足りなくなってくると、頭がぼんやりして集中できなくなってしまいます。

私たちがねている時も、脳は体の中にたくわえられたブドウ糖をエネルギーにして活発に動いています。朝起きた時に頭がぼんやりしてしまうのは、寝ている間にブドウ糖のたくわえが足りなくなってしまったためと考えられます。つまり、朝ごはんでブドウ糖をほきゅうすることが、寝起きの頭のぼんやり感を解消することにつながるというわけです。ブドウ糖は、ごはんやパン、めん類、くだものなどからとることができます。「かむ」という動作は脳を活発にするので、よくかんで食べるようにしましょうね!

すい眠時間が足りなかったり、体内時計のリズムが乱れていたりしても、目覚めが悪くなる原因になります。「早ね・早起き・朝ごはん」をセットで実践していくと、毎日スッキリ目覚められるかもしれません。

食育授業report所沢市立柳瀬小学校

平成28年1月25日、所沢市立柳瀬小学校の学校保健委員会で、保護者の皆さんや先生方に、規則正しい生活や充実した朝食の大切さについてお話ししてきました。校長先生からは、睡眠教育の重要性についてとても興味深いお話しをいただき、参加された皆さんも熱心に耳を傾けていました。

食育授業report川口市立新郷東小学校

平成28年2月1日に、川口市立新郷東小学校の学校保健委員会で、PTAの皆さん、先生方、そして保健委員会の児童の皆さんに「早ね・早起き・朝ごはん」の大切さについてお話ししてきました。PTAの会長さんの「早ね・早起き・朝ごはんは、子どもに限らず大人にとっても大切なこと」という言葉がとても印象的でした。

食育Q&A担当者プロフィール

伊藤 真理子(いとう まりこ)

1999年、東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻卒業。フリーの管理栄養士として、セミナーの企画・運営、執筆、特定保健指導など幅広く活動中。

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ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。

講座のお問い合わせ、お申し込み受付はこちらの「ダノン健康栄養財団」ホームページよりご確認ください。

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