食育Q&A

「学校給食の牛乳の他に乳製品はとった方がよい?」「主食(ごはんやパンなど)のみの朝食でも大丈夫?」

小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。


そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

学校給食の牛乳の他に乳製品はとった方がよい?小学校 保護者より

学校給食の牛乳の他に乳製品はとった方がよいですか?

カルシウムなど、お子さんの成長に欠かせない栄養素を多く含む牛乳や乳製品は、毎日の食事に取り入れたいものです。とはいえ、どんなに栄養的に優れているからといって、たくさんとれば良いというものではありませんよね。

1日分の食事の望ましい組み合わせと量を示した「食事バランスガイド」では、成長期に必要なカルシウムを十分にとるため、子どもの牛乳・乳製品の1日あたりの量の目安を「2~3つ分」としています。

1つ分、2つ分の目安

給食で出る牛乳なら「2つ分」になりますね。学校で牛乳を飲んだ日は、それだけでも目安の量の範囲内ではありますが、ご家庭でもヨーグルト1パック、チーズ1かけ程度をプラスされると良いと思います。

乳製品をつかった料理もオススメです! →ヨーグルトを使った時短朝食レシピはこちら

 

なお、スポーツをしているなど活動量が多いお子さんの場合は、1日「4つ」程度までが目安になります。お子さんに合わせて、1日の目安量を調整してみてくださいね。

主食(ごはんやパンなど)のみの朝食でも大丈夫?小学校 保護者より

時間がなく朝食が主食だけになってしまうことが多いです。

主食(ごはんやパンなど)に多く含まれる炭水化物は、体を動かすエネルギーになるだけでなく、脳にとっても必要なもの。時間がない中でも、主食だけでも食べられていることは、すばらしいことだと思います!とはいえ、時間がなくても「主食・主菜・副菜」をそろえられたらベストですよね。

時短レシピなどを活用するのも1つの方法ですが、この際「おかずを作ろう」と思わないようにしてみるのはいかがでしょうか。手をかけずに食べられるものは、身の回りに意外とたくさんあるものです!

「主食・主菜・副菜をそろえて食べる」=「手間をかけておかずを作る」とは限りません。身近な食材を上手く活用して、朝食のバランスアップを目指してみてくださいね!

食育授業report日光市立足尾中学校

平成27年1月28日に、日光市立足尾中学校で、生活リズムや朝食の大切さについてお話しをしてきました。生徒の皆さんは、学年の枠を超えてとても仲が良さそう!毎日を楽しく過ごしている様子が伝わってきました。講座の後には「ごはんだもん!げんきだもん!」の時短朝食レシピをアレンジした調理実習が行われたようです。 具だくさんの「おにぎらず」、私も作ってみたいと思います!

食育授業report三郷市立丹後小学校

平成27年1月30日に、三郷市立丹後小学校の学校保健委員会で、保護者の皆さんに生活リズムや朝食の大切さについてお話ししました。朝から降り始めた雪も、講座が始まる頃には雨に変わってくれたので、ほっとしました。足元の悪い中、たくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございました!学校医、学校歯科医の先生方にも、それぞれのお立場から生活リズムの大切さについてコメントいただき、とても有意義な会になりました。

食育Q&A担当者プロフィール

伊藤 真理子(いとう まりこ)

1999年、東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻卒業。フリーの管理栄養士として、セミナーの企画・運営、執筆、特定保健指導など幅広く活動中。

食育セミナー実施中!

ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。

講座のお問い合わせ、お申し込み受付はこちらの「ダノン健康栄養財団」ホームページよりご確認ください。

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