特別企画
近年注目が集まってきている、ビタミンD。
強い骨を作るのに必要なカルシウムの吸収を助けるなどの重要な役割を果たす栄養素ですが、今の日本人の平均的な食生活はビタミンDが不足気味なのだそう。
そこで、ビタミンDを豊富に含む食材を使ったおいしいレシピをご紹介します!
鮭と秋野菜の南蛮
材料【2人分】※ビタミンDを含む食材
- 生鮭の切り身※
- 2切れ
- 塩
- ひとつまみ
- 酒
- 小さじ1
- 片栗粉
- 大さじ1
- 長ねぎ
- 1/2本
- エリンギ※
- 1本
- にんじん
- 1/4本
- 【漬け地】だし汁
- 250㏄
- 酢
- 大さじ4
- 醤油
- 大さじ3
- みりん
- 大さじ3
- 砂糖
- 大さじ1
- 油
- 大さじ1
- 粉山椒
- (お好みで)
つくり方
-
鮭は塩をふり10分ほど置き、出てきた水分をキッチンペーパーで優しくふき取る。
4~5等分の食べやすい大きさに切り、酒をふった後、片栗粉を全体にまぶす。 -
長ねぎは5㎝幅に切った後、縦に半分に切り、細切りにする。エリンギは半分の長さに切って手で細く裂く。にんじんは千切りにする。
-
小鍋に酢以外の漬け地の材料を入れて中火にかけ、一度沸いたら弱火にして②を入れ、しんなりとするまで2~3分煮たのち火を止めて酢を混ぜ合わせ、保存容器に入れる
-
フライパンにオリーブ油を入れ中火で熱し、①の鮭を焼く。
両面焼けたら④に加え、30分ほどおいて味をなじませる。
コメント
ビタミンDは油と相性の良いビタミンです。
たっぷりの油で揚げると揚げ油に溶け出てしまう懸念がありますが、少量の油で焼くことで無駄なくビタミンDを摂ることができます。
3種のきのこの柚子胡椒マリネ
材料【2人分】※ビタミンDを含む食材
- しいたけ※
- 2枚
- しめじ※
- 1/2パック(50g)
- 舞茸※
- 1/2パック(50g)
- 塩
- ひとつまみ
- 酒
- 大さじ1/2
- こねぎ
- (飾り)
- 【マリネ液】オリーブ油
- 大さじ1/2
- 酢
- 大さじ1
- ※可能であれば柚子果汁:酢を1:1にすると風味良く仕上がります
- 醤油
- 小さじ1/2
- 柚子胡椒
- 小さじ1/3
つくり方
-
しいたけは軸をとり1㎝幅のスライスにする。軸の綺麗な部分は半分に割いておく。
しめじは石づきをとり手で裂く。舞茸は食べやすい大きさに手で裂く。 -
小鍋に①のきのこ類を入れて塩をふり軽く混ぜ合わせ、酒を回しかける。
蓋をして弱火にし、そのまま10分蒸らすようにじっくりと加熱する。 -
ボウルにマリネ液の材料を混ぜ合わせ、②が温かいうちに混ぜ合わせ、冷めるまで30分~1時間ほどおく。
コメント
-
きのこ類は使う前に網やザルにのせて太陽の光に当てることで、ビタミンDが増えます。
天候にもよりますが、15~30分程度当てるだけでも変わります。
あまり長時間外に出しておくと乾燥してしまうため、その際は作り方②で酒もしくは水など水分を少し加えて焦げないように注意が必要です。
きくらげとしらすのおろし和え
材料【2人分】※ビタミンDを含む食材
- きくらげ(乾燥)※
- 8g
- きゅうり
- 1本
- しらす干し※
- 20g
- 大根
- 100g
- 一味唐辛子
- お好みで
- 【合わせ酢】酢
- 大さじ1
- 砂糖
- 小さじ1
- 薄口しょうゆ
- 小さじ1
つくり方
-
きくらげはたっぷりの水またはぬるま湯で戻しておく。
大根はすり下ろして水気を切る。
合わせ酢の材料は器で混ぜ合わせておく。
(砂糖が溶けにくい場合は電子レンジで10秒ほど温めると溶けやすくなります。) -
きゅうりは縦半分に切ってスプーンの柄などで種をこそげとり、薄切りにしたのち塩ひとつまみ(分量外)をふって混ぜ合わせ10分おき、出てきた水を絞る。
-
小鍋に湯を沸かし、水で戻したきくらげを入れ30秒ほどゆでたのち、ザルにあげ、冷めたら食べやすい大きさに切る。
(カットきくらげの場合は切らずに使うことができます。) -
ボウルにきくらげ、きゅうり、しらす、大根おろしを入れ加え混ぜ合わせる。
-
器に盛り、お好みで一味唐辛子をかけ、食べる直前に合わせ酢を回しかける。
コメント
和え物は調味料と和えて時間がたつと野菜等から水が出るため味が薄まります。
きゅうりのように水分が多いものはあらかじめしっかりと水気をしぼり、合わせ酢は直前にかけることで味が薄まることなく美味しく食べられます。
担当者プロフィール
管理栄養士 磯村 優貴恵(いそむら ゆきえ)
管理栄養士としてダイエット専門のサロンにて食事指導を行う。その際に具体的なメニュー提案や調理方法の伝承の必要性を感じ、3年間の料理経験を積む。その後特定保健指導を経て独立。
「栄養士をもっと身近に!」をモットーとして、子供から大人まで一緒に食べられるおいしいレシピの提供や食事の大切さを紙面やWEBにて発信中。