小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。
そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。
早おきは、早すぎてもよいのですか?
Aくん
「早おき」は、体内時計のリズムをととのえるために大切なことなのですが、おきる時間は早ければ早いほど良いというわけではありません。おきるのが早すぎると、すいみん時間が短くなり、すいみん不足になってしまうかもしれないからです。
ですが、すいみん時間が長すぎても、体内時計のリズムが乱れてしまうため、「ほど良く」すいみん時間をとることが大切です
みなさんにめざしてもらいたい「早おき」は、「早い時間におきている」だけでなく「ほど良くすいみん時間がとれている」ということです。そのためには早くねることも大切ですね。
※必要なすいみん時間には、個人差があります
子どもに早ねを習慣(しゅうかん)づける方法はありますか?
B子さん
私たちの体は、夜になるとねむりをさそう「メラトニン」というホルモンが分ぴつされます。すると、体温や心ぱくなどが低下し、体が「お休みモード」になるため、自然なねむりにつながります。
メラトニンは、朝おきて太陽の光をあびると、分ぴつが少なくなります。そして、およそ14時間後に再び分ぴつされはじめます。つまり早ねを習慣づけるには、「まず早おきから」することをおすすめします!
次に大事なのは「自然な眠りを妨げない」ということです。次のことは、体がお休みモードを維持することを邪魔してしまうので、要注意です。
平成27年2月14日に、江戸川区立松本小学校に行ってきました。2時間目には4年生~6年生、3時間目には1~3年生、4時間目には保護者の皆さんに、それぞれ「早ね・早起き・朝ごはん」の大切さをお話しさせていただきました。皆さんとても真剣に聞いてくださり、2月の体育館に熱気が充満していましたね!休み時間に校庭から聞こえてきたミュージッククラブの演奏も素敵でした!
平成27年2月20日に、三郷市立前川中学校の保護者の皆さまに、「早ね・早起き・朝ごはん」の大切さをお話しさせていただきました。中学生になると、部活や塾などもあり、規則正しく生活することも少し難しくなるかもしれませんが、生活リズムを整える大切さを再認識していただき、毎日の生活に活かしていただけたらと思います。講座終了後にいただいたきれいな花束、すごく嬉しかったです!どうもありがとうございました。