まりこ先生の食育出前授業 Q&A

小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。

そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

添加物編 小学生の母親A子さん(船橋市)

保存料など添加物の入った商品が気になります…

A子さん

「添加物は体に悪そう」というイメージがあるかもしれませんね。でも「悪い」と決める前に、ちょっと考えてみませんか? 保存料には食品の品質を保って食中毒を防いでくれるという役割もあります! 傷んだ食品を食べて食中毒を起こしたら、その方が大変なことになりますよね。

なるほど。食品を保存し安全に食べるためのもの
なんですね。

例えば、「塩」は料理をおいしくしてくれますが、たくさん摂りすぎれば病気になりやすくなります。食品添加物も同じで、「使っているかどうか」より「使用・摂取量」の方が重要だと思います!

食品添加物の厳しい基準

  • 安全性が認められたもののみ使用
  • 使用量 … 毎日、一生食べ続けても体に影響がないとされる量よりさらに少なく設定
厳しい基準をクリアしているんですね。
積極的には摂りたくないけれど・・・。

そうですね。「安全です!」と言われて「安心」できる人もいれば、A子さんのようにそれでも「不安」と感じる人もいると思います。食品添加物は表示が義務づけられているので、気になる方は表示をよく確認して選びましょう!

添加するなら、お子さんへの「愛情」をたっぷり添加した手作り料理がおススメですね^^

共食編 小学生の母親B子さん(市川市)

「共食」とは、誰かと共に食べることです。家族で食卓を囲む時間は、ただ食事をするだけでなく、お子さんの豊かな心も育みます。

「共食」の実践が難しいのですが、どうすればよいでしょうか…

B子さん

わかっていてもなかなか家族そろって食事をするのは難しいかもしれませんね。
平日が無理なら、「休みの日は家族一緒にご飯を食べる!」など各家庭のルールを作ってみてはいかがでしょう? 家族みんなで早寝・早起きの生活リズムを心がければ、朝食を「共食」の場にもできそうです。

朝は特に忙しくて、ゆっくり食卓に座っていられないんです!

一緒に食べることができない時は、せめてお子さんと同じ空間にいて会話をする事も大切です。
各ご家庭の生活スタイルを見直し、たとえ小さなことでも「私の家庭でできること」から始めてみてはいかがでしょうか?

そうですね! 無理せず出来ることから努力してみますネ!

愛情を込めた食事にメッセージを添えておくのも手かもしれません♡

食育授業report

船橋市立二和小学校

船橋市立二和小学校での食育授業

平成26年1月29日、「朝食の大切さについて考えよう」をテーマに、船橋市立二和小学校の5、6年生と保護者のみなさんにお話してきました。
授業の前には、保健委員会から「朝食調べの結果について」の報告がありました。「しっかり食べると元気が出る」「毎日ごはんを作ってくれるお母さんに感謝したい」などの感想に、とても感動しました!!

子どもも大人も、みんなが元気で楽しい毎?を過ごせるように、「食」の面からお手伝いができたら嬉しいです^^

伊藤 真理子(いとう まりこ)
1999年、東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻卒業。フリーの管理栄養士として、セミナーの企画・運営、執筆、特定保健指導など幅広く活動中。

食育講座の様子はコチラから

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