元陸上選手のベンジョンソンさんは、ソウル五輪(1988)の100m走で金メダルだったものの、その後ドーピング違反でメダルをはく奪されたのですが、最近そのベン・ジョンソンさんが『反ドーピング活動』世界ツァーをしているとのこと。自分の失敗を若い人に繰り返して欲しくないという思いから『ドーピングに頼らなくても、栄養の知識を深めることでドーピングの目的はほとんど達成できる!』と訴えています。その記事を読んで、私は大感動しました。
アスリートにとって大事な食習慣は、ジュニア期に身に付けることが一番です。一度身に着いた食習慣を変えることはとても難しいので、最初にきちんとした食習慣を身に付けておくことが大事です。記事を読んでいて、改めて『正しい食習慣は一生の宝物』を実感しました。
久保田尚子先生 プロフィール
順天堂大学等の非常勤講師などを歴任しつつ、スポーツ栄養を中心とした栄養関連業務に従事。
<主な栄養サポート歴> | <主な雑誌連載> |
女子ソフトボール日本代表 | 月刊誌『サッカークリニック』 |
(2004年アテネオリンピック支援帯同) | 《勝つための栄養セミナー》等多数 |
JリーグFC東京(トップから育成年代) |
少年サッカーチームを対象に行われる、ひさこ先生の食育講座。
毎回、サッカー少年のお子様を持つお母さま方から、たくさんの質問が飛び交います。
その中から、いくつか抜粋してご紹介します。
体を作るために良い朝食や、特に野菜を使ったレシピなどが知りたいです。 | |
朝食のためのレシピというのは特にありませんが、朝食は毎日必ず食べることが大前提です。極端に言えばバランスが取れた数パターンの繰り返しでも良いくらいです。出来れば“ごはん食”が良いと思いますが、副菜(野菜料理)は生と加熱の2種類用意できれば理想です。野菜の加熱料理は、“具だくさんのみそ汁”でももちろんOKです。みそ汁は、色の濃い野菜や根菜などいろいろな種類の野菜が、思った以上に摂れる優れものです! |
スタミナが切れやすいので、持続できる食べ物を知りたいです。 | |
スタミナというと“肉”などのイメージになりますが、バテずに動ける力をしっかり摂っておくことが“スタミナ”ですので、それは《主食》になります。 |