○○に入ることばは、それぞれですが、秋は収穫のシーズンですし、冬に向かって体が栄養を蓄えるという自然の成り行きからも、“食べるもの”とリンクしそうです。
また、生理学的に考えても、秋は“食欲”がわくようです。(夏は、暑くて食欲もなかったのがウソのように、秋は何を食べても美味しい!という経験もありますよね?!)
“食欲”とは本来血糖値が下がるなどして、『身体にとって栄養が不足している状態だから、食事をしなさい』という脳の指令です。
ただ、おなかが空いたからと、手あたり次第あるものを食べる!という食欲はあまり好ましくありません。そこはもう少し考えて、食べるものを目的に合わせて選んだ『一日4~5回食』を目指しましょう。
久保田尚子先生 プロフィール
順天堂大学等の非常勤講師などを歴任しつつ、スポーツ栄養を中心とした栄養関連業務に従事。
<主な栄養サポート歴> | <主な雑誌連載> |
女子ソフトボール日本代表 | 月刊誌『サッカークリニック』 |
(2004年アテネオリンピック支援帯同) | 《勝つための栄養セミナー》等多数 |
JリーグFC東京(トップから育成年代) |
少年サッカーチームを対象に行われる、ひさこ先生の食育講座。
毎回、サッカー少年のお子様を持つお母さま方から、たくさんの質問が飛び交います。
その中から、いくつか抜粋してご紹介します。
試合の合間にスポーツゼリー(栄養補助食品)をとったりしています。毎回食べるのはどうかなと思いますが、どの程度なら良いのでしょうか? | |
ゼリーもいろいろな種類のものがありますが、ゼリーの原点ともいえるものは“エネルギー補給用”のものです。試合でエネルギー切れにならないように、合間に手軽に摂れるというのがコンセプトなので、おにぎりなどでのエネルギー補給が時間などの関係で難しい場合は、使って大丈夫だと思います。ただ、あくまでも『食事が摂りにくい場合』の非常利用ということにすれば、“試合時=非常時”と考えれば良いかと思います。ただ、様々な事情を考え“試合”にランクを付けて、『この試合の時は…』というのでも構いませんが、その場合は、おにぎりでもバナナでも、カステラでも、とにかくエネルギー補給用の代替品を準備するようにして下さい。 |
少量でも栄養が摂れる食料を知りたいです。 | |
う~ん!少量でも栄養が摂れるというのは・・・難しいですね。。。目的によっても摂りたい栄養素は違ってきます。例えば、もう少し年齢は上になってからですが、“筋トレ後”でしたら“プロテイン”も良いでしょうし、小中学生が“練習後”でしたら、エネルギーゼリーのようなものでも、バナナでも良いかもしれません。 |