バランスの良い食事とは?「食べ物パワーを味方につけろ!」

Vol.7 食事バランスガイド

“コマ”の意味

食事バランスガイド コマは、バランスが悪いと回らない、あるいは回ったとしてもすぐに倒れてしまうことから、形にも、そして実は順番にも意味があります。
コマの区分けは、実は取って欲しい順番になっています。上から順番に説明すると

【主食】ごはんやパンなどの主食は、身体を動かしたり、脳を働かせる大事なエネルギー源です。『炭水化物は太る』と誤解されがちですが、実はしっかり食べなくてはいけないというのが、コマの順番からも分かるところです。

【副菜】野菜や芋類・きのこ・海藻類の料理のことで、ビタミン・ミネラル・食物繊維の供給源になるものです。野菜料理は、手がかかるのに、あまり喜ばれなかったりするのですが、しっかり食べることは、一生の宝物ともいえる“正しい食習慣”の基本の部分です。“我が家の美味しい野菜料理”が、お子さんたちの口からどんどん出るようになって欲しい…と思います。

【主菜】肉・魚・卵・大豆製品といったたんぱく質の供給源となるおかずです。たんぱく質≒からだづくりの素というイメージから、多く摂りがちですが、実は脂質の過剰摂取にも繋がりやすいものですので、肉だけに偏らないようにするなど選び方には注意が必要です。

【牛乳・乳製品】日本人に最も不足がちなカルシウムの供給源です。ヨーグルトはカルシウム源としてだけでなく、免疫力など乳酸菌の機能も注目されています。

【くだもの】ビタミンCやカリウムの供給源で、かつデザート代わりにもなります。

〔コマの軸:水分〕
〔ひも:嗜好品〕

ご自宅でのお食事、外食などどんな時でも『“食事バランスガイド”のコマをイメージする!』を心掛け、食事チェックの習慣を身につけるようにしましょう。

久保田尚子先生  プロフィール

順天堂大学等の非常勤講師などを歴任しつつ、スポーツ栄養を中心とした栄養関連業務に従事。

<主な栄養サポート歴> <主な雑誌連載>
女子ソフトボール日本代表 月刊誌『サッカークリニック』
(2004年アテネオリンピック支援帯同) 《勝つための栄養セミナー》等多数
JリーグFC東京(トップから育成年代)  

ひさこ先生のワンポイントアドバイス

少年サッカーチームを対象に行われる、ひさこ先生の食育講座。
毎回、サッカー少年のお子様を持つお母さま方から、たくさんの質問が飛び交います。
その中から、いくつか抜粋してご紹介します。

Q1 コマのひも部分の嗜好品って、具体的には?
A1 嗜好品というのは、具体的にはおやつや嗜好飲料のことです。食事は、『楽しいこと』も大きな要素なので、コマを回すヒモとして表現されています。ただ、“楽しく適度に”というメッセージも付されているのも忘れてはいけない部分です。また、本来の食事がしっかり摂れていないのに、“ヒモ”だけに注目が行くことのないようにすることも大事です。

Q2 一般的には、メインのおかずは肉や魚で、野菜の料理は付け合せのイメージが強いけど、コマの順番を考えると、野菜料理の方が摂りたい量は多いということ?
A2 ふだんの食事では、肉や野菜の料理がどうしても食事の中心になりがちですが、野菜や芋類、きのこや海藻などの料理を意識してしっかり食べることの大事さを伝えています。野菜をしっかり食べることは生活習慣病の予防にもつながるよい食習慣ですので、小さいうちから野菜料理に慣れることは大事です。そのためにも、『野菜料理はサラダ!』というのではなく、生で食べる野菜料理と加熱して食べる野菜料理の両方を食べる習慣をつけて行くことも大事です。

Q3 調味料はどこに入れればよいの?
A3 油や調味料は、コマの中に入っていませんが、コマの中には“食品”ではなく、“料理”で表現されている(例:豚肉ではなく、しょうが焼き)ので、料理を考える時に“油を使った料理”に偏らないようにするなどを考えて、メニューを選ぶことが大事です。

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