ひさこ先生が教える スポーツ少年ママのためのスポーツ栄養講座

12月号 年末年始もサッカー三昧

最近の予報では、今年の冬は寒いとか… でも、サッカー好きな方にはそんな予報は関係ないのでしょうね。風邪に負けないで、楽しい冬休みが過ごせますように☆☆

冬休みこそ“冬季サッカースクール”などでいつも以上にハードなサッカーの予定が組まれている方はなおさら、寒い日の“朝食”が大事になります。気持ちはサッカーに向いていても、寒い中空腹で練習に向かうのはリスクが多すぎます。

朝食

朝食の働き

  • 体を中から温かくする
  • 朝食を食べて“やる気”もアップさせる
  • けが予防につながり、練習効果も上がる!

サッカーボール

寒い時季でも元気にサッカーをするには、『風邪をひかないで過ごすこと』です。そこで、風邪予防に効果があると言われている食品(正確には風邪予防効果も認められる栄養素を含む食品)をしっかり食べることもを心掛けてみましょう。

① ウイルスが体内に侵入しないように粘膜を丈夫にする!

みかん

そのためには?ビタミンCが豊富な緑黄色野菜やみかんなどを食べましょう! 緑黄色野菜もみかんもこれからがおいしい季節。体が必要としているときが旬 = 美味しく食べられる… 自然の摂理は素晴らしいすね!

② “免疫力”をアップする!

雪遊び そのためには?

毎朝朝食を食べたり運動をして、体温を維持すること(低体温にならない)も免疫力アップにつながる。

結論

年末年始は、クリスマスやお正月といった楽しい行事が組まれていることが多く、生活習慣も崩れがちです。それが“たまに”なら良いのですが、冬休み中ずっとそんな生活にならないよう、“ジュニアアスリートの自負”はどんな時でもしっかり持っていて欲しいと思います。


野菜を食べよう!

野菜

先日、テレビで色の濃い野菜を食べることが、加齢に伴う視力低下や目の病気の予防に役立つということを伝えていました。しかし“野菜嫌い”は案外多く、野菜の摂取量は目標を達していないのが現状です。

“野菜嫌い”は、子どもだけではなく、大人にも見られます。むしろ大人になると注意もされなくなるので、よほど強い意志がないと直すのは難しいかもしれません。

『ごはん』はエネルギーの素、『肉』はからだづくり、『牛乳やヨーグルト』は骨を丈夫に! など働きをイメージできるものに比べ、野菜の働きはわかりづらいかもしれません。

“野菜を食べよう!”ではなく、“バランスの大切さ”を考えたり、“野菜の力”家族で話し合うことも、そろって食事をすることが多くなる年末年始には良いのではないでしょうか?

サッカー選手としてだけでなく、一生付き合う自分の体がより健康であるためにも“バランスのとれた食事”が普通に選べるようになってもらえたらと思います。

久保田尚子先生  プロフィール

順天堂大学等の非常勤講師などを歴任しつつ、スポーツ栄養を中心とした栄養関連業務に従事。

<主な栄養サポート歴> <主な雑誌連載>
女子ソフトボール日本代表 月刊誌『サッカークリニック』
(2004年アテネオリンピック支援帯同) 《勝つための栄養セミナー》等多数
JリーグFC東京(トップから育成年代)  
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