今回は、コマツ柔道部に所属する63kg級の選手、片桐夏海(かたぎりなつみ)選手です。体重制限があるスポーツにおいて、食事をコントロールすることはとても重要なこと。量や栄養価などを勉強し、自ら調整を行っている片桐選手の食生活についてたっぷりお話をうかがいました!
編集部:「まずは子どものころのお話からお伺いします。好ききらいはありましたか?」
片桐選手:「野菜全般があまり好きではありませんでした。今はほとんど食べられるようになりましたが、アスパラガスだけきらいです。」
ひさこ先生:「でも、一つに減ったのはすごいですよ!」
片桐選手:「そうですね。子どものころは家で野菜が出てくると、ほとんど残していました。でも、親は必ず野菜を出してきました。本当に野菜を食べられるようになったのは、大学生になって自分で栄養を管理しはじめてからです。」
編集部:「給食ではどうしていたのですか?」
片桐選手:「給食は必死に食べました。アスパラガスは、特ににおいと食感が苦手で、泣きそうになりながら食べていました。トマトやピーマンもきらいでした。でも春菊や小松菜とか、苦いものは好きでした。今でも好きです。」
編集部:「めずらしいパターンですね。では、好きな食べ物は?」
片桐選手:「肉と魚が好きでした。」
ひさこ先生:「肉と魚って、両方出るところがすごいですね。」
片桐選手:「山形出身で、お魚が美味しいので、小さいころから好きでした。お肉はなんでも好きです。」
編集部:「朝ごはんは、どんな食事でしたか?」
片桐選手:「朝、起きた瞬間(しゅんかん)から食べ始める事が出来る子でした。『起きて!ご飯だよ』と言われた瞬間に起き上がって、すぐにテーブルについて朝ごはんをしっかり食べていました。」
ひさこ先生:「おなかがすいて目が覚める!が理想ですから、そう考えると片桐選手の朝食との向かい合い方は理想的です!」
編集部:「メニューは、和食ですか?」
片桐選手:「和食です。メインにお肉もしくはお魚料理があり、ご飯、たまご、野菜、お味噌汁が出てきました。ヨーグルトと果物もありました。」
編集部:「フルコースですね!」
片桐選手:「母が、食べ物にはすごく気をつかってくれました。父は日頃から『肉、魚、野菜をしっかり食べなさい』と言っていました。」
ひさこ先生:「その朝ごはんは、一人暮らしになってからも続いていましたか?」
片桐選手:「そうですね。学生時代に1人暮らししていましたが、できるだけ似たようなメニューになるように心がけていました。柔道は体重のコントロールが必要な競技です。体作りが勝負に関わってきますし、自分で考えながら朝ごはんを準備していました。現在は、栄養士の方が食事を作ってくれます。」
編集部:「早寝、早起きの生活習慣(しゅうかん)についてはどうでしたか?」
片桐選手:「父が厳しく、朝は家族みんなでご飯を食べる習慣がありました。日頃から早寝早起きをしていました。また、毎朝父と兄と一緒にランニングをしていました。」
編集部:「食べる前に走るんですか!」
片桐選手:「はい。一緒に走って、その後朝ごはんを食べていました。」
編集部:「健康的ですね。イヤだと思いませんでしたか?」
片桐選手:「はい。日頃からの習慣だったので、イヤだと思ったことはありませんでした。」