編集部:「朝ごはんはしっかり召し上がっていた大山さんですが、“早ね・早起き”はいかがでしたか?」
大山さん:「練習でクタクタになっていたので、自然に早ねはできていましたね。練習前に学校の宿題を終わらせるようにしていたので、練習後は早めにねて、朝はスッキリ起きていました。」
ひさこ先生:「じゃあ、しっかり勉強とスポーツを両立していたのね。」
大山さん:「学校では、体育より勉強の方が好きだったんです。実は運動神経が悪くて、体育はずっと成績が悪かったんですよ(笑)。」
編集部:「ええぇ~っ!信じられない!」
大山さん:「中学では、5段階評価で3だったかな? 走るのも泳ぐのも遅くて、マット運動も苦手。小学生のころは逆上がりもできませんでした。本当に、バレーボール以外のスポーツは一切ダメ。今思うと、大きい体をコントロールできていなかったのかもしれません。」
ひさこ先生:「喘息があって、しかも運動も苦手で、それでもあきらめずにオリンピック選手になった。大山さんの姿は、今の子どもたちの目標になるわね!」
大山さん:「周りの人からは、『運動神経がいいんでしょ』と思われるのが、すごくプレッシャーでイヤです(笑)。」
編集部:「中高はバレーボールの強豪(きょうごう)校に進まれて、さらにバレーボール一色の生活でしたか?」
大山さん:「そうですね、強豪校ではありましたが、キチンと休みもあったので、バレーボールばかりではなかったですね。
中学の時も日本一になったのですが、小6のときに175cmだった身長が、中3で今とほぼ変わらない185cmまで、グングン伸びた時期でもありました。」
編集部:「成長期ということもあり、食事のコントロールが大変だったのでは、と思うのですが、いかがでしたか?」
大山さん:「母が作ってくれた食事は、変わらずに残さず食べていたんですが、学校の帰りにファストフードやカスタードクリームのクレープなど、おやつを食べてましたね。授業と授業の合間にパンを買って食べたり。今思うと、食生活が一番良くなかった時期かもしれません。」
ひさこ先生:「食事の回数が増えることは、いいと思うんですよ。アスリートの場合は1日4~5回食が理想ですし。それに間食は、精神的な満足につながることが多いですよね。だから、ある程度はいいと思うんですよ。 甘いものを食べるなら、生クリームよりも、タマゴや牛乳の入ったカスタードクリームの方が、栄養的にはいいですね。もちろん和菓子や焼団子などでもいいですよ。」