食育スペシャルインタビューVol.8「元オリンピック競泳(バタフライ)日本代表・柴田隆一氏(後編)」

Vol.8 後編 東京健康科学専門学校 専任講師 柴田隆一

日本中の人が健康でハッピーになってほしい
インタビューを受ける柴田隆一さん

編集部:「現在は管理栄養士になる勉強をなさっていますが、今後はどのような活動をしたいと思っていますか?」

柴田さん:「水泳をやっている人に、栄養の話をたくさんして、広めていきたい。水泳界全体が栄養を意識するようになって、それによって日本人選手が活躍して、水泳界が盛り上がって、水泳人口が増えて、そこから他競技にも広がって・・・そうなると、日本中がとても健康、みんなハッピー!そうなるとうれしいな、と思います。」

ひさこ先生:「栄養の知識があるのと無いのでは、スポーツをやっていても全然ちがうものです。一番大きいのは、正しい食習慣はケガ予防にもつながるところです。ケガをしなくなれば、パフォーマンスがアップして、その結果選手生命がのびます。」

柴田さん:「僕が大きな故障もなく選手として活動できたのは、栄養のおかげが大きい。いくらストレッチしても、結局体を作るのは、栄養ですからね。」

「やってできないことはない!」何事にもおそれずチャレンジしてほしい!
柴田隆一さんメッセージ「やってできないことはない!」

編集部:「最後に、スポーツをがんばる子どもたちと、その保護者の方へメッセージをお願いします。」

柴田さん:「子どもは、可能性のかたまりだと思います。食べ物の好ききらい、アレはできるけどコレはできない、などはじめから分けてしまわないで、色々なことに挑戦する。その中で、自分に合ったものが見つかると思う。だから、競技も、勉強も、食事も、何事にもおそれずにチャレンジしてほしいです。
そして保護者の方は、それを支えて、応援してあげて欲しい。僕は、親にはさんざん怒られましたが、水泳に関しては、全面的にサポートしてくれました。どうぞ、子どもたちを見守ってあげてください。」

編集部:「ありがとうございました!」

色紙に書いた「やってできないことはない!!」という言葉は、背泳ぎからバタフライへの転向を指示してくれたコーチから言われた言葉。コーチの一言がキッカケでオリンピック選手になるまでに成長した柴田選手の、原点のような言葉なんですね。
笑顔がとってもさわやかな柴田さん。ひさこ先生は「“泳げる栄養士”なんて、強力なライバルだわ!」と、宣戦布告(!?)していました。
今後のご活躍を、期待しています!
取材日:2013/3/23
柴田隆一(しばたりゅういち) 公益財団法人日本体育協会 公認水泳コーチ/栄養士
小学校の頃に水泳を始め、中学卒業後、水泳の名門校日大豊山高校に入学し上京。
後、日本大学に入学し日本選手権で優勝するなど、頭角を現した。
大学卒業後は㈱デサントに入社し、チームアリーナに所属。
チームメイトとともに北京オリンピック日本代表選手として200mバタフライに出場。
北京オリンピック後は引退(退社)し、現在は管理栄養士の資格を得るために勉強中。また、4月から東京健康科学専門学校の教鞭に立つ。
勉学に励む傍ら、イベントや教室に参加し水泳の普及に努め、カラダも食も指導できる水泳の指導者を目指している。

主な現在の活動予定/浦安市市民プール 新企画全10回スイムレッスン

【講演・セミナー/イベントのお問い合わせ先】
株式会社プラミン
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Tel:03-6447-9430
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