プロで活やくしていましたが、プレイ中にタックルを受けて大きなケガもしました。その後もたびたびケガをしながらも続けていましたが、プロとして頂点を求めて自分をみがき続けなければいけないのに、ただ「試合に出続けよう」「試合で目立とう」「試合で自分の存在価値を高めよう」など、今の状況を守ろうとする自分になってしまったことに気づき、24歳で引退を決意しました。
引退後自分には何が出来るかを考えた時、自分の経験を生かそうと思い整骨院を始める決心をして、6年間もう勉強しました。
柔道整復師(じゅうどうせいふくし)、鍼灸按摩(しんきゅうあんま)マッサージ指圧師の資格をとり、開業。
そして「JEOサッカークリニック」も始めました。雨の時などは、サッカースクールの生徒を整骨院のリハビリルームに集め、「食育教室」を開いたりしています。
ぼくはプロを経験し、そこで正しい食育を教わったので、今度はぼくがたくさんの親子に正しい食育を教える番だと思っています。
ただ無理矢理、学校の勉強みたいにつめこむのではなく、じょじょに興味を持ってもらえるように優しく、楽しく、そして納得出来るように教えています。その結果、今では子どもたちの方から質問にやってきたりもします。
今後このような機会をたくさんもうけて自分の経験を伝え、少しでも子どもたちの食育知識の向上と底上げを目指していきたいと思っています。
接骨院をしている関係でいうと、特にヨーグルトや乳製品はカルシウムをとる大事な食品だと思っています。骨を作るためには、カルシウムとビタミンDが必要。乳製品でカルシウムをとって、陽に当たってビタミンDを形成する。紫外線に当たるとビタミンD3が活性化するので、カルシウムの吸収がよくなる。だから子どもには、しっかり外で遊んでもらうのがいいと思います。
ケガをしにくい身体は、ケガをしても治りやすい。骨折してからカルシウムをとっても、すぐ治るわけがない。その前からの蓄積で、骨折しにくい身体をつくることが大切なんです。ふだんから意識していれば、回復も早い。
最近の子は、骨折をしやすく回復が遅い子が多い気がします。ちょっとのことで簡単に折れちゃう。強い骨を作るためには、無理にとは言いませんが、やはり乳製品でカルシウムをとった方がいい。ほかにも、筋力トレーニングも骨にはいいですよ。
昔はなんでも食べろと言われていたけれど、今はカルシウムをとるなら牛乳、ヨーグルト、魚などに入っていると教えてもらえる。苦手なものを無理やりではなく、食べられるものから必要な栄養がとれる。選ぶことができる、良い時代だと思います。
子どもたちに美味しく楽しく食べてもらうために、力を貸してほしいのは食品メーカーですね!特に身体にいい乳製品を美味しく楽しく食べてもらうためにも、ヨーグルトを食べるコツとかレシピをたくさん紹介してほしい!よろしくお願いします!
子どもたちには必ずお父さま、お母さまの力が必要です。応援し続けることが大切です。常に何でも楽しめる環境を作ってあげてください。食事を楽しめる環境を作ってあげてください。そして最後に、子どもたちの大事な試合のためにも、お父さま、お母さま方が食に関して勉強しておくことをおすすめします。
サッカーにしても何にしても、楽しさを見つけてほしいです。なんでもいいと思うんです。楽しくやれることを。そして自信を持つこと。
食事については、食事の楽しみ方を覚えることですね。これ食べたら身体の機能がこうなるっていう事を覚えたら、楽しみながら食べられるはずです。
ただ何もわからないで食べていると、きらいな物は特に楽しくないと思います。これを食べると筋肉がしっかりつく!とか、わかって食べる方が意識も向くので、楽しく食べながら成長していってほしいと思います。