小中学校で「早寝・早起き・朝ごはん」の生活リズムの大切さについてお話しする食育講座を行う際に、皆さんから食事について様々なご質問、ご相談をたくさんいただいています。
そこで、皆さんも同じ疑問やお悩みをもたれているかもしれませんので、よくある質問をご紹介し、お答えしたいと思います。

骨はどうすれば強くなるの?富岡市立南中学校 生徒より

骨はどうすれば強くなりますか?

骨は主に体を支える柱のような役割をしています。弱い柱で作った家では、重たい家をしっかりと支えることができませんよね。柱が折れて家が倒れてしまうかも……。同じように、弱い骨では体をしっかりと支えることができません。転んだ時や運動をしている時などに、衝撃に耐えられずに骨折しやすくなってしまいます。
中学生・高校生の年代は、一生のうちで最も骨の量が増える時期です。今のうちからしっかりと強い骨を作りましょう!

①骨の材料になるカルシウムをとろう!
骨の材料になる栄養素は、カルシウムです。カルシウムを多く含む食品をピックアップしてみると……

牛乳・乳製品、青菜、小魚や海藻など、色々な食品にカルシウムが多く含まれています。なお、図の中のカルシウム量は「食品100g中」に含まれる量です。実際に食べる量が少ない食品(しらす干しやさくらえびなど)では、カルシウムの量はその分少なくなるので注意が必要です。その点では、牛乳や乳製品は1度にある程度まとまった量を食べる(飲む)場合が多い上に、カルシウムが体の中で吸収されやすいのでオススメです。

②カルシウムの吸収を高めるビタミンDをとろう!
せっかくカルシウムをとっても、それが体に吸収されなければ強い骨を作ることができません。ビタミンDは、体内でカルシウムの吸収を高める働きがあるので、カルシウムとあわせて積極的にとりたい栄養素です。ビタミンDは魚、卵、きのこなどに多く含まれています。また、日の光(紫外線)に当たると、皮膚でビタミンDが作られます。適度に日に当たることも、強い骨を作るために大切なんですよ。

③適度な運動をしよう!
運動をすると、骨に負荷がかかります。その負荷が、骨を強くすることにつながります。激しい運動を無理にすることはありませんが、適度に体を動かすことも習慣にしたいですね。

なお、日光に当たることや運動をすることは強い骨を作るために大切なことですが、今年は猛暑が続いています。熱中症にならないよう、屋外での運動などにはくれぐれも注意してくださいね!

普通の牛乳と低脂肪乳のちがい越谷市立城ノ上小学校 保護者より

牛乳でのカルシウム補給は、普通の牛乳と低脂肪乳のどちらが良いですか?

カルシウムを豊富に含むだけでなく、体内でのカルシウムの吸収率に優れている牛乳(乳製品)は、毎日の食事にプラスしたい食品ですね!

「低脂肪乳」は、その名の通り、脂肪分を低減した牛乳です。脂肪分が少ないので、飲み口が比較的スッキリしています。
ところで、低脂肪乳には2種類あるのをご存知ですか? 1つは、生乳から脂肪分を一部取り除いたもので、パッケージの「種類別」の欄に「低脂肪牛乳」と表示されています。もう1つは、生乳に脱脂粉乳などを加えて成分を調整したもので、こちらは「加工乳」と表示されています。
では、栄養成分にはどのような違いがあるのでしょうか。
「低脂肪牛乳」の場合は、脂質以外の栄養素は、普通の牛乳とほとんど同じです。一方、「加工乳」の低脂肪タイプの場合は、脂質以外の栄養素の量にも違いがでてきます。

カルシウムだけでなく、たんぱく質や炭水化物も低脂肪タイプの加工乳の方が多いですね。これは、製造過程で加えられる脱脂粉乳などにたんぱく質やカルシウムが多く含まれるためです。

ご質問に戻ります。牛乳からより多くのカルシウムを摂りたいなら、「加工乳」と書いてある低脂肪乳を選ぶと良いでしょう。なお、普通の牛乳と比べると低脂肪タイプの加工乳の方がカルシウムの量は多いですが、普通の牛乳にもカルシウムはたくさん含まれています。低脂肪乳の味が苦手な場合は、普通の牛乳を選んでおいしくカルシウム補給をしていただければと思います。料理に低脂肪乳を活用するのも良いですね!

食育授業reportふじみ野市立鶴ヶ丘小学校

2018年2月6日、ふじみ野市立鶴ヶ丘小学校に行ってきました。この日は学校保健安全委員会とのことで、講座の前には、保健委員の児童の皆さんから「歯」「かぜ予防」「目」についてのすばらしい発表がありました。「早寝・早起き・朝ごはん」は強い体につながるという意味で風邪予防にもつながるもの。歯や目の健康づくりとあわせて、心がけていけると良いですね!

食育授業report中央区立月島第二小学校

2018年6月26日、中央区立月島第二小学校の3年生と保護者の皆さんに、早寝・早起き・朝ごはんの大切さ、そして夏に向け熱中症予防のための水分補給についてお話ししてきました。3年生の皆さんは元気いっぱい!こちらが質問すると積極的に手をあげて、自分の意見をしっかりと発表してくれました。「早寝・早起き・朝ごはん」と適切な水分補給で、暑さに負けず元気に過ごしましょう!

食育Q&A担当者プロフィール

伊藤 真理子(いとう まりこ)

1999年、東京農業大学農学部栄養学科管理栄養士専攻卒業。フリーの管理栄養士として、セミナーの企画・運営、執筆、特定保健指導など幅広く活動中。

食育セミナー実施中!

ダノン健康栄養財団では、子どもから大人まで、幅広い年齢層に正しい食生活、生活習慣の知識を身につけてもらえるよう、小・中学校などの教育現場で「食育出前授業」やスポーツチーム向けの「スポーツ栄養学講座」を行っています。

講座のお問い合わせ、お申し込み受付はこちらの「ダノン健康栄養財団」ホームページよりご確認ください。

詳しくはこちら

ページトップへ戻る