スポーツ食育インタビュー

Vol.15後編 元バレーボールオリンピック日本代表 山本隆弘さん

元バレーボール日本代表で活躍した山本隆弘選手は、バレーボール界でのプロ第一号選手でもあります。
厳しい環境のなか、どのようなトレーニングをしてきたのか。また二人の子どもを持つ父親として、「ごはん」にどのような思いを持っているのかを、じっくりとうかがいました!

あえて厳しい環境に自分をおいて、日本人初のプロバレーボール選手に。
インタビューを受ける山本隆弘さん

編集部:「山本さんは、バレーボールのプロ第一号選手なんですよね。なぜプロになろうと思ったのですか?」

山本さん:「バレーボールは基本的にアマチュアスポーツなんですよ。社会人選手は、午前中は会社で仕事をして、午後からトレーニングをする。でもそれだと、十分なトレーニングができない。そこで僕は会社に話をして、プロとして契約してもらったんです。日本のバレーボール界では、僕がプロ一号。社会人選手はケガをしたり引退しても、会社の保障があるけれど、プロにはない。そこまで自分を追い込んだほうがいい結果につながるし、自分にはそれが必要だと感じたんです。」

ひさこ先生「実業団チームには、プロ選手と社員選手が混在している場合がありますが、プロ選手は特に、自己管理が求められますね。その点で、プロ契約をしたことが今の山本さんを作られたように感じます。」

山本さん:「それは自分でもすごく感じます。現役を引退してまもなく1年経ちますが、これからはセカンドキャリアである程度の“道”を作って、これからバレーのプロ選手になりたいという選手たちに示していかないといけないな、と思ってますよ。現役中はいいけれど、引退後に何もやることがないとなると、プロ志望の選手がいなくなってしまいますから。」

ひさこ先生:「引退後に体がボロボロでは、セカンドキャリアも始まりませんからね。本当に、体は一生の資本ですね。」

海外では、現地の食事を美味しく食べるのが基本!
現役時代の山本さんとチーム

編集部:「海外遠征(えんせい)の機会が多かったと思いますが、海外での食事はどうしていましたか?」

山本さん:「基本的に、現地の食事を美味しく食べます。日本から特に何かを持っていく、ということはありません。現地のものをしっかり食べて自分の身体を作る、というのがアスリートには必要。だからアスリートは、好ききらいがない方がいいですね。」

編集部:「海外選手は、食事に気をつけている人が多いですか?」

山本さん:「いや、めっちゃ適当です(笑)。コーラなどの炭酸飲料を飲んで、炭水化物のパスタを食べて大きな肉を食べる。バイキングスタイルだと、自分の好きなものばかり食べる選手が多いですね。でも、人種によって体格が違いますし、そのあたりは気にしてませんでした。」

ひさこ先生:「オリンピックの選手村にファストフード店があるように、国によって体格も食習慣も違うのは確かですね。ただ、スポーツ栄養学は日本だけが進んでいるわけではなく、“スポーツ栄養学先進国”と言われる国もあります。
山本さんのおっしゃったように、人種が違えば体格も違いますから、一概(いちがい)には言えませんね。」

つづき
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